2月から続いていたACIDMANのツアーファイナルは日本武道館でした。 話しながら言葉を詰まらせ、静かに涙を流しながら歌う大木さんと全身全霊をこめた演奏。感想はとても言い表せないので、印象深かったことを。 最初の曲「永遠の底」の「どうか最期まで 生きていて」の2回目の「生きていて」の時に私のいた東スタンドを見た大木さん。それは会場にいる全員へ語りかけるように繰り返し、もうそれだけで大木さんの想いが伝わるようでした。 途中のMCで「みんなに謝らなければならないことがある」と切り出す大木さん。 「バンドを組んでから今まで、まじめにまじめに一生懸命音楽と向き合って、ファンのみんなとも迎合することなくストイックに音楽に取り組んできたのに・・・うちの佐藤(ベース)がタオルをまわしだしてすみませんでした!」 「うちはそういうバンドじゃないのに初日のZepp東京でいきなりまわしだし会場をどん引きさせ、でもはじめてしまったからには最終日の武道館では全員にまわしてもらうと全国で言い続け、今日結果は中途半端。やっぱりうちはそういうバンドじゃないんだな、若旦那にはなれなかったな!」私もまわさなくてごめんなさい。笑 でも今度はまわすよ、今治のジャガード織!笑 「世界が終わる夜」はどんなシチュエーションなんだろうと考えていたけど、解決。 誰かの世界ではなくて、本当にこの世界が終わってしまう歌だったんだね。 涙を流し歌い上げたあとにはじまったイチゴ(ドラム)とサトマ(ベース)の茶番劇。 なごんだ~ 笑 そしてそれを牛耳っていたのは大木さんだったというちょっとした衝撃。JYJかってくらいの3人のわちゃわちゃぶりでした。 「2145年」のアレンジがものすごくかっこよくて、あまり聴いていなかったこの曲が大好きになりました。 「ある証明」は私が今まで観たなかで一番の盛り上がり!間奏の「ぐーん!(仮)」時に一緒に叫んで!!といっていたけど、ぐーんでよかったのかな?そういえばZeppの時は「ごぉー!」って聞こえたな。 そして本編最後の曲「最期の景色」大木さんが泣き、私の左隣のイマドキ風な男の子も泣いてた。 両親に連れられて来ていた4歳くらいの男の子が近くにいて、最初はそっぽむいてたのに最後のほう気づいたらこぶしを揚げてた。 「楽しく盛り上がる曲を聴くのもいいと思うし、恋愛の歌を聴くのももちろんいいと思う。ただ、生きるのがつらくなったり生きることに後ろ向きになってしまったときは俺たちのことを思い出してください」 「世界の終わりや死を歌うことはけっして暗い気持ちにさせたいわけじゃなくて、死を意識することによってここに生きていることが奇跡で一分一秒が大切なんだと気づいて、笑ってほしいからなんだ」 アンコールでは「廻る、巡る、その核へ」の歌と音楽と映像に圧倒され、ハッピーに終わりたいと「Your Song」でおしまい。 そして最後の大木さんの言葉「みんなの貴重な一分一秒を俺たちと過ごしてくれてありがとう!!」 まとめの言葉はやっぱり出てきません。全部うすっぺらいような気がして。この気持ちを文章にする文才が欲しい。 ACIDMAN6度目の武道館にも行けるといいな!
by amanatsuyuko
| 2015-04-22 10:29
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